B1 6-34-8 Honmachi Shibuya-ku Tokyo
TEL/FAX 03-3370-2010
イクオさん、西麻布界隈に出没する
酔っ払いのおじいちゃんだ。
なんか僕の前任の店長の時に出入り禁止になったらしいが
ひょっこり現れた。
僕も第一印象は最悪で、正直断ろうかと思った。
だけどなんかそれは違うと思った、何でかは解からないが・・・
とにかくカウンターでフォアローゼスの水割りを一杯だけチビチビ飲む。
とにかくいつもカウンターでアルバイトのスタッフにからみ続ける。
とにかく出入り禁止の店は多数あるらしい。
絶対に、ご飯は家で済ませてくる。
とにかくお会計の時は八つぐらいに折ってある千円札を出す。
とにかく酒臭い。
とにかくヒドイ時はモモヒキ姿で店に来る。
たまに、そのままカウンターで寝てしまう。
僕はイクオさんと約束をした。
まず、酔っ払っても暴れないこと。
寝巻き姿で来ないこと。
それと、店で寝ないこと。
この三つを守ってくれたら、いつでも来ていいと、
大歓迎しますと。
しかし基本、アルバイトのスタッフはイクオさんの扱いに困る。
そこで僕は掲げた、「サービスは福祉でもある。」
世のため人のためでもある。
自分のことを知ってくれてる店がある、人がいるそれだけで
立派なサービスだ。店に来た時は、
「イクオさん、いつものでいい?」これだけでOKでしょ。
そして自転車こいでるイクオさん見かけたら、
「イクオさんどこ行くの?」これでいいねんと。
お客様の人生に少しでもすがすがしさと思い出が
増えれば、僕たちの仕事はいい仕事だと、
そして、いい仕事をしてると誇りに思えれば仕事は楽しくなると。
いまだに、酔っ払っては店に電話してくる。
正直何を言ってるのか解からない。
電話の受話器からお酒のにおいがしてきそうだ。
だけど、僕は知っている。
イクオさんはとてつもなく紳士なのだ。
あるスタッフが交通事故で入院した時、
イクオさんが店に今まで見たこともないようなスーツ姿で現れた。
ネクタイして、ベスト着て、頭もセットしている。
そして、僕に病院まで案内しろと急かしてくる。
僕は毎日、お見舞いに行ってたので
「じゃあ、一緒に行くか」と一緒に病院へ行った。
いつもよりも姿勢が良く、酒臭くもない。
へらへらもしてない、なんか僕が緊張してきた。
そして、意識のまだないスタッフの手を握り締めて
「がんばれ」と言って上着のうちポケットからキレイな見舞い袋を出した。
僕は正直、イクオさんのくしゃくしゃの千円札しか知らない。
後は恥ずかしいのか「もう帰るぞ」と言ってすぐに病院を後にした
帰り道で泣きそうな顔のイクオさん・・・
僕は人としてすごく大事なものを教わったような気がした。

今度、昔約束したおでんの屋台でも行こうな!!
またしても感動してしまった。
おそろしく出会いがいっぱいあるのに、その一個一個を大事にできてるのがすごいなーとおもう。
なんていうか、壁がないんやろうね。
出会いを無駄にしてるなー。大事にしないと。
またたべいきまーす☆
投稿者:おっちー | 2008年03月17日 16:15おっちーさん、コメントありがとうございます。
僕は、色々な人に支えられてるだけです。
あと、結構おせっかいな人間なんです。
また食べにきてください。
投稿者:きり | 2008年03月17日 20:04